美しいお肌を作るためには、毎日のバランスのとれた食事も重要です。スナック菓子やインスタント食品では、肌の再生に必要なたんぱく質やビタミン・ミネラルが不足しがちです。特に、皮膚のうるおいを保つビタミンA、老化を抑えて血行をよくするビタミンE、コラーゲン生成に欠かせないビタミンCを多く含む緑黄色野菜などを積極的に摂取しましょう。
ミネラルもわすれないで
ミネラルは、ビタミンと同じように体を正しく働かせ、老化を抑える効果もあります。しかし、人の体には吸収されにくいうえに、流出しやすいという特性がありますので、調理法には気をつけなければなりません。
アンチエイジングに効果的な栄養素
”●抗酸化物質”
抗加齢学会において、重要な栄養素となるもの。代表的なものとしてビタミンA・C・E、補酵素Q−10(コエンザイムQ-10)、コルセチンなどがあるが、トマトのリコピン、緑茶のカテキン、ブドウのポリフェノール、ブルーベリーのアントシアニンがある。
”●補酵素Qー10”
体内のフリーラジカルと闘うために使用される脂溶性抗酸化物質。内蔵肉(心臓、レバー、腎臓)、牛肉、イワシ、サバ、ナッツ類、加工されていない植物油など。
”●イソフラボン”
女性ホルモン(エストロゲン)とよく似た作用をする。
エストロゲンは、女性器官の成熟や生理をもたらし、女性特有のしなやかなラインや美しい肌を保つ働きがある。大豆、大豆製品など。
”●インドール3カルビノール”
閉経後の乳がんの発生リスクを低下させる。カリフラワー、ブロッコリー、発芽ブロッコリー、キャベツなどのアブラナ科の野菜。
”●フコイダン”
食物繊維として働くので、腸内細菌を整え、便通を改善させる。
モズク、メカブ、昆布など。
”●EPA、DHA”
一生を通じて、正常な成長と発達に必要なもの。
オリーブ油、大豆、青身の魚、キャノーラなど。
”●アミノ酸”
体内で筋肉や臓器のもとになるたんぱく質を構成している。
肉、魚、卵、大豆、チーズ、牛乳など。
”●ヒアルロン酸・コラーゲン”
真皮の細胞と細胞の間に多く存在し、水分保持のクッション作用によって、外界から皮膚を保護する。これらは食品から摂取することは難しく、化粧品やサプリメントからの摂取が望ましい。