脳卒中(脳梗塞)の治療について

脳卒中というのは、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血を合わせた総称です。今回は、「脳出血」、「くも膜下出血」の治療についてです。

 

脳出血は、脳に行く血管が破れて出血する病気です。なので、根本的な治療は血管を縫って血を止める事です。脳は豆腐のように柔らかく非常に重要な臓器なので、そのままだとすぐに壊れてしまいます。

 

そのため頭蓋骨でガッチリ保護されています。脳出血の手術は、全身麻酔をして頭蓋骨に穴を開け、顕微鏡や拡大鏡を使い、脳の中から1mmに満たない血管を見つけて、それを縫う治療を行います。

 

これだとかなり大がかりな手術になるので、出血がさほど多くない場合は、局所麻酔で頭蓋骨の一部に穴を開けて、血の塊を吸いだすような方法もあります。

 

脳のダメージが大きくて脳の腫れがすごい場合には、頭蓋骨の一部をはずして数日間、脳浮腫が収まるまでそのままにしておく、という方法を取る事もあります。

 

「くも膜下出血」は、脳に行く血管の動脈瘤が破裂して血がでる病気で、根本的な治療は手術です。

 

全身麻酔をして頭蓋骨の一部に骨窓を開けて、顕微鏡で破裂している動脈瘤を見つけ、そこにクリップをかけて血が行かないように止めます。これがクリッピング手術です。

 

くも膜下出血の場合も血の塊が多い場合には、それを吸いだすような治療も行います。

 

動脈瘤の出来た場所などによっては、開頭手術が難しい事もあります。そういう時は、血管内治療を行います。足の付け根の動脈からカテーテルという細いチューブを脳の血管まで持って行って行う治療です。

 

カテーテルを通して脳動脈瘤の中にプラチナ製コイルを詰めて、脳動脈瘤の中に血が入らないようにするんですよ。そしたら血が止まりますよね。これが「コイル塞栓」という治療になります。

 

専門的な技術や機材が必要なので、脳外科の専門病院以外では出来ない事もある治療です。

 

それ以外にも、血圧が高いと出血しやすいですから、血圧を下げる治療を行ったり、脳梗塞と同じように、リハビリテーションも行っていきます。

また脳梗塞の予防のためには中性脂肪を減少させることが大切です。

 

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